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レシートをスマホで撮る運用が続くかどうかは、撮った後で決まる

撮影機能があっても月末に溜まるのは、撮った後の処理を決めていないからです。続く形にするための設定と、溜めない仕組みを整理します。

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会計ソフトのアプリでレシートを撮ると、日付と金額を読み取って仕訳の候補まで作ってくれます。財布にレシートを溜めなくて済む。

それでも月末に山ができる人がいます。私もそうでした。原因は撮影ではなく、撮った後をどうするか決めていないことでした。

撮影は「入力」であって「処理」ではない

撮った時点では、まだ未確認の候補が1件増えただけです。科目が正しいか、金額が合っているか、二重に計上していないか。ここを誰かが見るまで、帳簿は完成しません。

多くの人は撮った時点で終わった気になります。そして月末に、未確認が80件溜まった画面を開いて嫌になる。

撮影を習慣化する前に、確認をどこでやるかを決めてください。

確認を「まとめてやらない」

月末に80件を一度に処理するのが苦痛なのは、単純に量が多いからです。

私が続いているのは、週に一度、10件前後を処理する形にしてからです。金曜の終業前に5分。件数が少ないので、判断に迷うものがあっても止まりません。

月に一度だと1回あたり40分かかり、しかも記憶が薄れています。「この打ち合わせは誰と何のためだったか」を思い出す作業が加わる。週次なら覚えています。

同じ総量でも、分けたほうが軽い。 これは経理に限った話ではありませんが、ここでは特に効きます。

撮る場所を決める

レシートを受け取ってから撮るまでに時間が空くと、撮り忘れます。

店を出た直後に撮る。これがいちばん確実です。財布に入れて後で、は溜まります。

現実的でない場面もあります。急いでいるとき、両手が塞がっているとき。その場合はレシート専用の場所を1か所決めておいて、そこにだけ入れる。財布の中で他のレシートと混ざらないようにします。

家に帰ってから一括で撮る運用でも、場所が決まっていれば漏れません。漏れるのは、置き場所が毎回違うときです。

撮った後にレシートを捨てていいか

保存義務があるため、原則として一定期間の保管が必要です。

ただし電子帳簿保存法の要件を満たす形で保存すれば、紙を処分できる場合があります。要件は改正されており、事業者の規模や保存方法によって扱いが変わります。 会計ソフト側が対応を説明していることが多いので、契約中のソフトの案内と国税庁の情報を確認してください。

判断が付かないうちは、紙も残しておくほうが安全です。撮影は「紙を捨てるため」ではなく「入力を楽にするため」と考えれば、迷いません。

二重計上に気をつける

カード払いのレシートを撮り、さらにカードの利用明細も連携していると、同じ支出が2件計上されることがあります。

これは金額に直接影響するので、科目の迷いよりずっと重要です。

対策は運用で決められます。カード払いは明細の連携に任せ、撮影は現金払いのものだけにする。 これで重複しません。

カード払いのレシートも証憑として残したい場合は、撮影はするが仕訳としては登録しない、という扱いにできるソフトもあります。契約中のソフトの動きを確認してください。

アプリの設定で見ておくもの

契約したら、一度だけ確認しておくと後が楽になります。

読み取り後に自動で仕訳を作るか、確認待ちにするか。自動にすると楽ですが、間違いに気づきにくくなります。最初は確認待ちにして、精度が掴めてから変えるほうが安全です。

freee会計マネーフォワード クラウド確定申告やよいの青色申告 オンラインのいずれにも撮影に対応したアプリがあります。動きはそれぞれ違うので、無料期間に自分のレシートを5枚ほど通してみてください。読み取り精度より、確認画面が理解できるかを見るほうが実用的です。

続けるための最低限

週に一度、10分。曜日を決めてカレンダーに入れる。

これだけで月末の山は消えます。撮影機能そのものより、処理する時間を先に予定として確保しておくことのほうが、続くかどうかを決めます。

本記事は一般的な運用の紹介であり、個別の税務判断を行うものではありません。帳簿・書類の保存要件は改正されるため、国税庁の公式情報をご確認ください。各サービスの料金・機能も変更されるため、契約前に公式サイトでご確認ください。


本記事は公開時点で確認できる公開情報をもとに構成しています。料金・仕様は変更される場合があるため、契約前に必ず各サービスの公式サイトで最新の内容をご確認ください。

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