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AIサービスの学習設定は、契約した日に確認する

入力内容がモデルの改善に使われるかどうかは、プランごとに既定値が違います。どこを見て、何を記録に残しておくべきかを書きます。

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「入力した内容は学習に使われますか」と聞かれて、即答できるでしょうか。

私は以前、できませんでした。使っているサービスが複数あり、それぞれ設定が違い、しかも規約が改定されている。曖昧なまま業務で使っていたわけです。

何が問題になるか

入力内容がモデルの改善に使われる場合、その内容が他の利用者への応答にそのまま出てくる、という単純な話ではありません。仕組み上、そうなるとは限らない。

問題は説明できないことです。

取引先から「弊社の情報をAIに入力していませんか」と聞かれたとき、「学習には使われない設定にしています」と答えられるかどうか。ここで詰まると、情報の扱いが甘い相手と見られます。

技術的なリスクの大小より、確認していないという事実のほうが実務では効きます。

プランで既定値が違う

傾向として、無料プランは学習に使う設定が既定、有料や法人向けは使わない、という構成が多い。ただしこれはサービスごとに違い、改定もされます。

だから「有料だから大丈夫」と思い込まないほうがいい。実際に画面を見て確認します。

ChatGPTClaudeGeminiのいずれにも、データの取り扱いに関する設定項目があります。設定画面の「データ管理」「プライバシー」といった名称の箇所を探してください。

確認したことを記録に残す

見て終わりにすると、半年後にまた分からなくなります。

私はメモに残しています。書くのは4つだけ。

サービス名。確認した日付。設定の状態(学習に使う/使わない)。契約プラン。

これだけあれば、聞かれたときに即答できます。プランを変えたときは、もう一度確認して記録を更新する。 プランによって既定値が変わるので、ここは連動します。

履歴の保存期間も見ておく

学習利用とは別に、入力した内容がどれくらい保存されるかという論点があります。

多くのサービスは会話の履歴を保存します。便利ですが、機密情報を含むやり取りが残り続けることでもある。

履歴を残さないモードが用意されている場合があります。顧客の情報を扱うときだけそれを使う、という運用も可能です。

削除の方法も確認しておくといい。入れてしまった情報を消せるかどうかは、事故が起きたときに効きます。

法人向けプランという選択

業務で本格的に使うなら、法人向けのプランを検討する価値があります。

個人向けとの違いは、データの取り扱いが契約で定められること、管理者が設定を統制できること、そして取引先に説明しやすいことです。

3つ目が実務では大きい。「法人プランを契約しており、入力データは学習に利用されない契約です」と言えるかどうかで、話が早く済みます。

費用は上がりますが、顧客の情報を扱う仕事なら、その分の価値はあると思っています。

入れないという選択も残す

設定を確認したうえで、それでも入れないと決める情報は残しておくべきです。

顧客の個人情報。未公開の財務データ。秘密保持契約の対象。これらは、設定がどうであれ入れない。技術的に安全かどうかではなく、約束として入れないという線引きです。

この線を持っていると、判断が速くなります。設定を確認したから何でも入れていい、とはならない。

聞かれる前に用意しておく

取引先から情報の扱いについて質問されるのは、たいてい契約の直前です。そこで答えられないと、手続きが止まります。

先に確認して記録しておけば、その場で答えられる。ついでに、自分の使っているツールが整理されます。

30分の作業です。契約した日にやっておけば、後で慌てません。

各サービスの料金・プラン・データの取り扱いは変更されます。利用前に必ず公式サイトで最新の規約と設定をご確認ください。


本記事は公開時点で確認できる公開情報をもとに構成しています。料金・仕様は変更される場合があるため、契約前に必ず各サービスの公式サイトで最新の内容をご確認ください。

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